あっという間に3月に入り、少しずつ寒さが和らいできました。季節の変わり目は体も肌も調子を崩しやすい時期ですが、そんな時におすすめなのがビタミンAです。ビタミンAという言葉は知っていても、どんな役割をしているのかはご存知ではない方も多いはず!実はすごい働きを持つ、ビタミンAの魅力をご紹介したいと思います。
ビタミンAはレチノール、レチナール、レチノイン酸などのレチノイド類の総称です。ビタミンDやビタミンKと同じ、油に溶けやすい脂溶性ビタミンの一種です。
「βカロテン」という栄養素を耳にされた方も多いのではないでしょうか? 「βカロテン」はプロビタミンAという、体内でビタミンAに変換される物質の一種で、「βカロテン」は中でも効率よくビタミンAに変換されると言われています。 それでありながら、「βカロテン」は必要な量だけビタミンAに置き換わるという性質もあります。
ビタミンAはお肉やお魚、乳製品などに、プロビタミンAは野菜や果物に含まれます。
① 粘膜や皮膚を健康に保つ
ビタミンAは喉や鼻などの粘膜や皮膚を保護する働きがあります。
また、細胞の増殖にも働くので、皮膚が生まれ変わる手助けもします。
② 視力のもとになるロドプシンの材料になる
ロドプシンとは、目の中にある網膜の受容体で光を吸収するタンパク質です。
ロドプシンのおかげで、私たちは暗い場所でもわずかな光を拾って、モノを見ることができます。そんなロドプシンの材料になるのがビタミンAです。
③ ウイルスや細菌から体を守る
ビタミンAは粘膜を保護し、粘液によってうるおいを与えます。
その粘液によって、鼻や口からのウイルスや細菌の侵入を阻害してくれると言われています。
ビタミンAは脂溶性ビタミンの為、体に蓄積されやすいと言われます。
適切な量をしっかりと摂取することが大切なビタミンです。
うなぎ、レバー、ニンジン、ほうれん草、アーモンド、チーズ など 油に溶けやすいビタミンなので、油を使って料理をすることでしっかりと摂れます。
伊勢丹新宿店
管理栄養士 備前島めぐみ
入社1年目の備前島です。可愛いもの、おいしいものが大好きな私の至福の時間は、ホテルやチャペルのアフタヌーンティーを楽しむこと。おすすめのスイーツを教えていただきたいです♪