
サプリメントは、なぜ必要?
栄養素不足は、現代人の病気の90%に影響しているといわれています。本来ならば、人間に必要なビタミン・ミネラル量は、バランスのとれた食生活を送っていれば、ほぼ満たすことができたはずですが、近年、通常の食事だけでは、健康や美容を維持するための栄養摂取が難しくなってきています。 その理由として、以下のことが一般的に言われています。
1 食品の栄養価の低下
農作物の大量生産と環境汚染により、食品に含まれる栄養価が年々減少しています。文部科学省の「日本食品標準成分表」に基づく、作物の栄養素推移表によると、ほうれん草のビタミンCは、1950年→2003年で約4分の1、鉄分は6分の1まで減少してしまっています。これはほうれん草に限ったことでなく、その他の野菜・果物・穀物等についてもほぼ同 様な傾向となっています。 これらのことは、野菜・果物から、最適な栄養摂取を期待するのは今後極めて困難になっ ていくと考えられます。すなわち、今までと同じお 食事内容でも、昔と比べ摂取できる栄養素が減少してしまっているのです。 さらに食品を加熱加工したり、電子レンジによる加熱は、栄養素を破壊し、その含有 量を激 しく減らしてしまっています。
2 食生活の乱れ
- 忙しいため食べる時間がなく、簡単にコンビニでお食事を済ませてしまっている方
- おいしい食事には目がない、美食家の方
- 食事内容がワンパターンになりがちな方
などが増えてきています。このように、外食や加工食品の普及による塩分過多・食生活の偏り、ライフスタイルの多様性からの個食の増加などにより、栄養バランスが保てなくなりつつあるのが現状です。
3 生活環境の悪化
現代社会の私たちを取り巻く生活環境は非常に悪化しています。環境汚染による有害物質や心身のストレスも多いため、それらの因子から心身を守るため、ビタミンやミネラルなどの 体内栄養成分的役割)の消費量が激しくなっているのです。
そのため、身体を守る為に必要な栄養素の量は昔に比べ、とても多くなってきています。 ご自分の身体を守る為にも、しっかりと栄養素を補ってあげましょう!
ご体調・ライフスタイル・お食事内容によって、一人一人、必要とされる栄養素は異なってくるのです。このような状況から、サプリメントは、ほとんどの現代人にとって、「必須アイテム」といえるのです。
体内で作られない栄養素?
まず、基本的な栄養素に関することをみていきましょう。
5大栄養素
栄養素には炭水化物、脂質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンがあり、どれも生命の維持、 増進には欠かせないものです。

- 炭水化物
- エネルギー源として最も重要であり、熱や力の素になります。
- 脂質
- エネルギー源や細胞膜などの構成成分となります。
- たんぱく質
- 身体を構成する最も重要な成分で、たんぱく質を構成しているのがアミノ酸です。
- ビタミン
- それぞれの栄養成分の代謝を促進させます。(潤滑油の役割)
- ミネラル
- 代謝を促進するだけでなく、身体の構成成分でもあり、機能の維持や調節に欠かせません。
ビタミンとミネラルの役割
食事などで体内に摂り入れた栄養素はそれをうまくエネルギーに変えなければならないの ですが、このうまくエネルギーに変えるための重要な役割を果たすのが、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素です。現代の食習慣ではこのビタミン・ミネラルが不足しやすい状況です。全ての栄養素が働いて私たちの生命は維持されているのです。
- ビタミンD
- 骨や歯にカルシウムを定着させる働きや、ビタミンAの吸収を助ける。不足すると骨軟化症や骨粗鬆症になりやすくなる。
- ベータカロチン
- 独自に体内でさび止めの仕事をする
・ビタミンAが不足すると、 ビタミンAの役目をする - カルシウム
- 骨を作るのに必要
・カルシウム を骨に定着させるにはビタミンD も必要 - ビオチン
- 脂肪の燃焼を助ける
・ビタミンCの活性を助ける
・マンガン が ビオチン の酵素活性を助ける - クロム&ナイアシン
- 糖分 をエネルギーとして有効なものに変える
・糖を代謝するためにはインシュリン (ホルモン) が必要
・インシュリンを作るには、亜鉛 が必要で、その時は、リンが一緒に働く。 また、リンがなければ糖分をエネルギーに変えるためのナイアシン は吸収されない - マンガン&マグネシウム
- 脂肪 を体に蓄えて、非常用のエネルギーを作る
- ビタミンA
- 免疫の機能を助け、呼吸器系の抵抗力をつけ、夜盲症を防ぐ。
- ビタミンB1
- 炭水化物の消化を助け、筋肉や神経系を正常に保つ。
- ビタミンB2
- 健康な皮膚や爪や髪の毛の維持に欠かせない。不足すると皮膚や唇に炎症をおこす。
- ビタミンB6
- タンパク質や脂肪を適切に吸収し、核酸の合成を助け、自然な利尿作用を促す。不足すると、貧血になったり皮膚炎症をおこす可能性がある。
- ビタミンB12
- 赤血球をつくる。成長促進や食欲増進の働きがある。
足りないと悪性の貧血がおきる。 - ビオチン
- 白髪予防、はげ予防に一役買っている。
不足すると疲労が激しくなり、脂肪の代謝が悪くなる。 - ビタミンC
- 免疫力を強め、血中コレステロールを制御し、各細胞の寿命を延ばし、アレルギーに対抗する。 極端に不足すると壊血病になる。
- パントテン酸
- 抗体の合成をし、細胞の正常な成長の維持や神経中枢の発達を受け持つ。不足すると、低血糖症や血液や皮膚の障害が引き起こされる。
- ビタミンE
- 体内の酸化を防ぎ、空気中の汚染物質から肺を守り、心臓を維持し、疲労を和らげるなどの様々な仕事がある。
- 葉酸
- 皮膚を健康にし、貧血を防ぎ、腸内環境を正し、鎮痛作用もある。
- ナイアシン
- エネルギーを高め、消化器系を健康にし、中性脂肪を減らす。
微量栄養素の種類
- ビタミン類18種
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- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンD
- ビタミンE
- ビタミンH
- ビタミンK
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ニコチン酸
- パントテン酸
- 葉酸
- ビタミンB12
- リポ酸
- ビタミンP
- ミネラル類20種
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- カルシウム
- カリウム
- リン
- 鉄
- 銅
- 亜鉛
- マグネシウム
- クロム
- ナトリウム
- セレン
- 硫黄
- リチウム
- ホウ素
- ヨウ素
- マンガン
- ケイ素
- フッ素
- モリブデン
- コバルト
- ゲルマニウム
- 必須アミノ酸9種
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- リジン
- メチオニン
- フェニールアラニン
- ロイシン
- バリン
- イソロイシン
- スレオニン
- ヒスチジン
- トリプトファン