こんにちは!今年も既に真夏日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
こんな暑い日だからこそ、熱いものが食べたい!と思う方もきっといるのでは・・・?
今回は、カレーのスパイスで有名な『ターメリック』についてご紹介いたします。
これであなたも『ターメリック博士』になれること間違いなし!
日本では、「ウコン」として有名なターメリック。
ターメリックの多くは、インドで栽培・生産され、インド料理には欠かせない存在です。
カレーのスパイスなどに使用され鮮やかな黄色と独特な土の香りが特徴です。
日本でターメリックと呼ばれるものには、「秋ウコン」が使用されています。
「秋ウコン」は、「クルクミン」と呼ばれるポリフェノールの一種で抗酸化力が強い成分が豊富に含まれているので、肝臓の働きのサポートやお肌の炎症を抑えることが得意です。
「ターメリック」(別名:ウコン)と言えば、お酒を飲む方にとっては聞き馴染みのある栄養素ではないでしょうか?
二日酔いを防ぐために飲む方、肝臓を労わるために飲む方など様々な理由で摂る方がいらっしゃると思います。
・アルコール分解をお助け!
お酒の90%は肝臓で分解されるので、大量にお酒を飲むとその分肝臓への負担が大きくなり、中性脂肪が蓄積されやすくなります。「ターメリック」の主成分である「クルクミン」は、解毒作用が強いので、お酒が代謝された際にできるアセトアルデヒドの分解促進が期待できます。
・消化をお助け!
「ターメリック」の主成分「クルクミン」には、消化を促進する作用があります。
アルコールを摂取する頻度が多いと、胃の粘膜が傷つき、炎症を起こす原因にも繋がります。日頃からアルコールを多く摂取する方はもちろん、夏場でお酒の機会が増える方は、意識的に摂取するのがおすすめです!
ターメリックの主成分である「クルクミン」は、インドで化粧品の成分に用いられるなど美容の面でも活躍しています。インドやマレーシアでは、ターメリックを肌に塗る習慣があるとも言われています。
・お肌の炎症、乾燥をお助け!
お肌は、紫外線の影響を受けると、シミの原因となるメラニンが生成されます。また、肌の一番外側の表皮の潤いが失われる原因にもなります。
ターメリックは、この炎症を起こす物質の産生を減少させ、もちもちお肌を作るのに欠かせないヒアルロン酸の生成を促進させます。そのため、肌の炎症が緩和され、乾燥対策にも◎
・血の巡りを良好に!
ターメリックは、抗酸化力が強いため、お酒や脂肪の多い食事で身体に蓄積しやすい悪玉コレステロールの酸化を防止します。血流が改善されることで、皮膚に必要な栄養や酸素が隅々まで行き届き、キメ細やかなお肌の生成が期待できます。
日本は、他の国に比べ、認知症を発症する割合が多く、問題にもなっていますね。
認知症予防や記憶力を向上させるために必要な栄養素の1つとして「ターメリック」があります。
・脳に溜まりやすいゴミを除去!
ターメリックは、日本人が最も発症しやすいアルツハイマー型認知症の予防が期待できます。
アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβと呼ばれるゴミが蓄積し、神経細胞が破壊されることで脳が委縮して起きる病気です。ターメリックがもつアミロイドβの蓄積を抑制する働きが、認知症の発症リスク低下に関与していると言われています。
カレーで有名なインドでは、ターメリックを使用する機会が多いため、ターメリックのおかげで認知症の発症率が低いのではという研究結果もあります。
ターメリックを含む代表食品と言えば、何と言ってもカレー!
ターメリックの主成分である「クルクミン」の鮮やかな黄色とさわやかな香りがアクセントになります。
お好みでバターチキンカレーやキーマカレーにアレンジしてみるのも◎
<オススメ料理>
・ターメリックライス
・炒め物
・ターメリック入りチキン
ターメリックは、香辛料としてパウダーで販売されていることが多いです。
いつもと違う味を楽しみたい方、ターメリックを意識して摂りたい方にぜひおすすめです。
以上がターメリックのご紹介でした!
「カレーのスパイス」、「お酒好きな人が摂るもの」という印象からだいぶ印象が変わったのではないでしょうか?
真夏の日差しケアにも必要な栄養素なので、美容が気になる方は、これを機に始めてみるのも良いですね。
「ターメリックにはこんな効果があるのか」とご興味を持っていただけたら幸いです。 皆さまの健康や美容に少しでもお役に立ちますように。
西武渋谷店
管理栄養士 中嶋千尋(岩手県)
こんにちは!岩手県出身インドア人間中嶋です!
今年の目標である夏フェスには暑すぎて行けそうにありません・・・
真夏はお家でゆっくりアイスを食べてアニメ鑑賞をしようと思います。
一刻も早く冬が訪れますように・・・