テアニンとはアミノ酸の一種で緑茶に含まれる旨味成分。
緑茶を飲んだ時に「美味しい!ホッとする。」と感じるのはテアニンの力。
昆布に多く含まれる旨味成分「グルタミン酸」と似た形をしています。
お茶やツバキ、サザンカなど、一部の植物にしか含まれない成分です。
テアニンは木の根で作られ、それが葉へと移動し、日光を浴びることによって、 『テアニン→カテキン』へと変化します。
※カテキンはポリフェノールの一種で、抗酸化力の強い成分。緑茶の苦みを感じさせます。
なので、収穫時期や種類によって、テアニンの量が変わるんです!
新芽や、日光をあまり浴びないように育てる抹茶・玉露など高級なお茶ほど多く含まれます。
これは、日光に浴びないようにすることでカテキン(苦み成分)への生成が抑制できるため、テアニン(旨味成分)の量が多くなるという仕組みです。
なんと、抹茶は番茶の12倍とも言われております!
また、茶葉を発酵させることでもテアニンの量は減ってしまうため、紅茶よりも緑茶の方が多く含まれます。
脳の状態を調べる「脳波」の実験では、リラックスに関わる“α波”が、 テアニンを摂って30~50分後に多くなったという結果が出ています。
●脳内にテアニンが入る→神経伝達物質(ドーパミンやセロトニン)の濃度を変化させる
●脳がリラックスすると、気持ちが穏やかになるだけでなく、様々な良いことが起こります☆
①血行促進&高血圧予防
リラックスすると副交感神経が優位になり、血管が拡張し、 血行促進や血圧低下が期待できます。
緑茶を飲むとなんだかポカポカしてくる…と感じるのは、この働きです!
②睡眠の質UP
脳がリラックスすると寝付きが良くなり、途中で目覚めることが少なくなり、ぐっすり感がUP!
暑くて寝苦しい時期にも嬉しい働きですね。
③集中力UP・認知症予防
集中力が持続したり、緊張がほぐれて大事な場面でのパフォーマンスが向上。
ラットを使った研究では、テアニンを投与すると記憶力や学習能力が高まるという結果も出ています。
また、過剰な脳神経細胞死を抑制することで、認知症予防にも期待されています!
④ホルモンバランスを整える
月経前症候群(PMS)や更年期障害の症状を緩和。
自分の力ではなかなかコントロールが難しいホルモンバランス。
そんな時は、テアニンの力を借りてみてはいかがでしょうか^^?
テアニンを活用して、気持ちの良い毎日をお過ごしください*
氏名:青山紗也
資格:管理栄養士
所属:名鉄百貨店本店
こんにちは!名古屋生まれ名古屋育ちの青山です。
4人姉弟の大家族で、家族もマイビタミンを愛用中です。
休日はドライブをしながらコーヒー屋やカフェ巡り、旅行をすることが好きです。
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