こんにちは!
管理栄養士の五十洲(いそす)です。
今年もあっという間に12月となりました。比較的暖かい日が続いていたため実感がありませんでしたが、ようやく冬を感じる気候となってきましたね。
年末に向けて忙しくなる方の多い時期。体調管理をしっかりしたいと思いつつ、なかなかままならない…ということも多いのではないのでしょうか?
さらに、寒さから冷えを感じやすくなったり、忘年会で暴飲暴食が続いたり…。
この時期、寒さや忙しさに負けずにエネルギッシュに過ごすためにも、食べ過ぎ・飲み過ぎに備えるためにも、大切なのは「代謝」です。
今回は、健康の土台となる「代謝」の良いカラダをつくる栄養素をご紹介していきます!

■ 代謝とは、エネルギーを産み出す力
「代謝が良い」というと、どのようなことをイメージしますか?
「汗をかきやすい」「たくさん食べても太らない」…などでしょうか?
逆に「代謝が悪い」というと、冷えやすくて汗をかかなかったり、太りやすい人を思い浮かべるのではないでしょうか?
「代謝」とは、カラダの中で起きているあらゆる反応のことを指しており、私たちが生きるために必要なエネルギーをつくり出す過程も含まれます。
代謝が良いということは、その反応がスムーズに行われ、効率よくエネルギーを産み出すことができるということ。
エネルギー源となる栄養素(糖質・タンパク質・脂質)を利用して効率よくエネルギーを産み出すことができるため、体温は高く、余分な脂肪はつきにくく、さらには疲れにくいカラダをつくることにつながります!

■ 代謝アップの要「補酵素」とは
代謝とは、カラダの中で起きているあらゆる反応のことを指すと言いましたが、この反応を起こさせているのは、体内に数千種類も存在する「酵素」の力です。
ただし酵素の中には単独ではうまく働くことができないものが存在し、こうした酵素の働きを助けるのが「補酵素」と呼ばれる物質です。
補酵素にはどんなものがあるか?と聞かれてもなかなかピンとこないと思いますが、実は、よく知られているビタミンやミネラルの多くが補酵素として働いています。
特にエネルギー産生に関わっているのは、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシンなどのビタミンB群です。
ビタミンB群が “疲労回復のビタミン” といわれるのは、補酵素としてエネルギー産生に深く関わっているからです!