こんにちは!年末が近づくにつれて多忙な日々をお過ごしの皆様、お疲れを感じてはいませんか?
今回はエネルギーを産生するミトコンドリアを活性化してくれる5-ALAをご紹介いたします。
疲れの回復以外にも実は様々な働きがありますので、是非読んでいただけると嬉しいです♪
5-ALA(5-アミノレブリン酸)は、植物や動物の細胞内にあるミトコンドリア内で生成されるアミノ酸の一種です。5-ALAはミトコンドリアの機能を維持するためには欠かすことができない栄養素です。
ミトコンドリアは、人体で使われるエネルギー(=ATP)を産生する場所ですが、加齢と共にその機能が低下し、不足していきます。そうすると、活性酸素が増加し、生活習慣病のさまざまな不調の原因につながります。健康で若々しい日々を過ごすためにはミトコンドリアを活性化する5-ALAが重要になります。
疲れを感じる原因の一つにエネルギー不足があげられます。
エネルギーを生み出すためには、人間の細胞に存在するミトコンドリアの働きが重要になりますが、ミトコンドリアは年齢を重ねるごとに量と質が低下してしまいます。 ミトコンドリアが増えると、体の中で十分なエネルギーが作り出され、疲れを感じにくくなります。また体温が上昇し、その後低下することで熟睡することができるため、元気な日々のサポートにつながります。
私たちの体には、さまざまな病原体が侵入した際に発動される重要な生体防御システム(免疫機能)が備わっています。
近年の研究では、ミトコンドリアはウイルスに対する細胞自然免疫応答と関係していることが明らかになりました(ウイルスが侵入した後に抗体を作り、同じウイルスが侵入してきたらするに攻撃する)。
また、異物を攻撃する際に免疫の暴走を抑制するなどの重要な働きを担っています。 ミトコンドリアを活性化させて免疫細胞のエネルギー循環を向上させれば、免疫機能を高めることができ、風邪をひきやすい季節も乗り切ることができます。
血液中に含まれるヘモグロビンの量が減少すると、ふらつきの原因となります。 ヘモグロビンは酸素を体のすみずみに運搬するという働きしているため、ヘモグロビンが減少すると全身が酸素不足になり、様々な不調を感じやすくなります。
5-ALAは8つ集まり、鉄と結びつくと「ヘム」に変化します。ヘムは全身に酸素を運搬する「ヘモグロビン」を作り出すために重要な物質です。
また、一定量以上のヘムが存在することで、体内では抗酸化物質をより多く作り出すことができるようになるため、サビつきを防ぎ、若々しさを保つことにもつながります。
5-ALAは生物のミトコンドリア内で生成されるため、動植物性の食品全般に含まれています。
動物性食品では、イカ、タコ、牛肉などに0.1 mg~0.8 mg/kg程度。
植物性食品では緑黄色野菜に多く、ほうれん草や貝割れ大根、ピーマン、トマトなどに0.1mg~0.5mg/kg程度含まれています。
人体に存在する5-ALAの量は4mg程度と考えられていますが、次々と壊れていくヘムを補充するため、一日で1.6~3.7gの5-ALAが作られるといわれています。しかし、17歳頃をピークにその生成量はどんどん減ってしまうため、積極的に補うことが大切です。
私たちの身体は37兆個の細胞で出来ており、その細胞一つ一つに100個から2000個のミトコンドリアが含まれています。
ぜひミトコンドリアを活発にしてエネルギー溢れる毎日を過ごしていきましょう♪
伊勢丹新宿店
栄養士 岡本 美宇(青森県)
ヘルシーワン入社1年目、青森県出身の岡本です。食べ物が美味しい季節になりましたね♪最近は暖房が効いた部屋で白子を食べながら日本酒を飲み、幸せに浸っています。肝臓をしっかりケアしながら東京の冬も乗り越えていきたいと思っています!
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