2021年8月 栄養士のブログ③

栄養士コラム

その習慣、大丈夫!?自律神経に負担をかける習慣とは

こんにちは!
管理栄養士の五十洲(いそす)です。

このブログでは、季節のお悩みや最近話題になっていることについて、栄養士の視点で、皆さまに役立つ情報をお届けしております。

まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?今年は巣ごもり需要で蚊取り線香がよく売れているようですね。蚊取り線香の香りがすると、夏だなぁ~と感じるのと同時に、妙に懐かしい気持ちになるのが不思議です。。そんな私は最近、セルフでできる「お灸」にハマっており、自宅がお灸の香りで満たされています…(笑)お灸は自律神経を整えるのに効果的で、コリをほぐしたり、疲れを取ったり、リラックス効果もあるとのこと。まだまだ初心者ですが、ツボを探りながら楽しんでいます(^^)

さて、今回は、「自律神経」について取り上げてみたいと思います。

健康のために、自律神経が大切なことはわかっていたものの、最近特にその重要性を感じることが増えました。身近に、「夜ぐっすり眠れない」「胃腸の調子が良くない」などという声が多く、話を聞くと、自律神経の乱れが原因では…?と感じることが多いからです。何かと不安な要素が多くストレスのかかりやすい今、自律神経が乱れている人は思っている以上に多いのではないかと想像します。

自律神経を整えることで改善される不調はかなり多いと思いますが、難しいのは、自律神経は自分の意思ではコントロールができないということ。しかも、日常の何気ない習慣が、自律神経を乱れさせる要因になっていることがあります。

今回は、自律神経を乱れさせるよくある習慣をご紹介。何気ないその行動や、健康のためにしているその習慣も、実は自律神経を乱れさせる要因になっているかもしれません…!

自律神経の正体とは?

まずは、そもそも自律神経とは?ということについて簡単に紹介します。

私たちの体には、消化器官、呼吸器官、運動器官などさまざまな器官があり、それらを支配しコントロールしているのが神経です。神経には、脳と脊髄から成り人体の司令塔として働く「中枢神経」と、中枢神経からの指令を全身の器官に伝えたり、各器官からの情報を中枢神経に伝えたりする「末梢神経」があります。自律神経は、この末梢神経の一部として全身に張りめぐらされています。

そして、自律神経には、交感神経と副交感神経があるというのはご存じの通り。日中の活動しているときに働くのが「交感神経」、夜間のリラックスしているときに働くのが「副交感神経」です。私たちが意識をしなくても呼吸をしたり、食事をすると胃腸が動いて消化が始まったり、暑くなると汗をかいて体温を一定に保とうとしたりするのは、すべて自律神経の働きによるものです。交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキの役割をもち、周囲の環境や体内の環境の変化に応じて働き、体を一定の状態に保ってくれているのです。

自律神経に負担をかける習慣とは?

昼は交感神経が、夜は副交感神経が優位に働くとはいえ、どちらかが完全に休んでいるわけではなく、いつ何が起きてもいいように両方の神経が常に臨戦態勢を整えています。24時間、365日、休みなく働いているのです。そんな自律神経ですから、必要以上に負担をかけないことが大切です。毎日ハードに働き、ストレスフルに過ごしていると、自律神経の負担が大きくなります。そこまでストレスフルには過ごしていないと感じる場合でも、次のような習慣が実は自律神経に負担をかけていることがあるので要注意!

□デスクワークで体を動かすことが少ない
□スマホやパソコンを長時間見ている
□自己流の筋トレをしている
□甘いものが好きでよく食べる

当てはまる習慣はありましたか?

実は、自律神経は、「血行不良」や「骨格のゆがみ」と深く関係しています。デスクワークで体を動かす機会が少ないと、血流が滞りやすく、その分たくさん血液を送り出そうとして交感神経が働きっぱなしになります。

また、スマホやパソコンに長時間向かっていると、気づいたらものすごく姿勢が悪くなっていること、ありませんか?背中が丸まったり、首が前に出てしまったり、、こうした姿勢の悪さは骨格のゆがみにつながります。スマホやパソコンを使用する現代人の9割は骨格がゆがんでいるといっても過言ではないそう。そして、骨格のゆがみは自律神経の乱れの最大の原因ともいわれています。自己流の筋トレも、間違った方法で行うと骨格をゆがませる原因になるため要注意です。

そして、「糖質の摂り過ぎ」も自律神経に負担をかける行動です。

糖質を摂取すると、血糖値が上昇します。その血糖値を安定させるために分泌されるホルモンが、インスリンです。このインスリンの分泌は副交感神経の働きによって行われるため、血糖値が急激に上昇したり、血糖値の高い状態が続くと、インスリンを分泌させるために副交感神経が働きっぱなしになり、負担がかかります。甘いものが好きでよく食べる習慣がある人は、自律神経に負担がかかっているかもしれません…!

ここまで、自律神経に負担をかける習慣を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?他にも、お酒やコーヒーには興奮作用があり、これらをよく飲む人は交感神経が刺激されやすくなります。

自律神経の乱れと聞くと、ものすごくハードに過ごしていたり、精神的にストレスを感じている人に起こりやすいと思いがちですが、むしろ日々のちょっとした習慣の積み重ねが自律神経を乱れさせているのかもしれません。

次回は、そんな自律神経を整えるために心がけたい習慣をご紹介したいと思います!


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