2021年1月 栄養士のブログ

栄養士コラム

こんにちは!
管理栄養士の五十洲(いそす)です。

このメールマガジンでは、 季節のお悩みや最近話題になっていることについて、 栄養士の視点で、皆さまに役立つ情報をお届けしております。

今月のテーマは「ダイエット」です!

前回に引き続き、「胆のう」の働きとダイエットとの関係性について 探っていきたいと思います!

前回の内容を簡単に振り返ると…
○ダイエットを成功させるには代謝機能を正常化することが重要であること。
○代謝機能をコントロールしているのは「ホルモン」と「細胞膜」であること。
○ホルモンも細胞膜も脂肪からつくられていること。
○良質の脂肪を積極的に摂り入れることが重要であること。
○良質の脂肪を消化吸収するためには十分な胆汁が必要であること。

ざっくりと、このようなことをお伝えさせていただきました。

胆のうが元気で、十分な胆汁が分泌されていることが、 代謝をコントロールしてダイエットを成功に導く鍵を握っているのです!

しかし、何らかの原因で胆汁が十分に分泌されない、 または胆汁の「質」が低下してしまうと、脂肪の消化吸収を適切に 行うことができなくなってしまいます。

今回はまず、胆汁の「質」について探っていきたいと思います。

胆汁の「質」を低下させる要因とは…?

不規則な食生活や、ストレスの多い生活を続けていると、 胆汁に毒素が溜まってドロドロの状態になってしまいます。

胆汁には脂肪の消化吸収の他にもう一つの重要な役割があり、 それが「毒素の排出」です。
解毒の臓器といえば肝臓ですが、肝臓で不要と判断された毒素を 腸まで運び届けるのは胆汁の役割。
重金属、薬品、化学物質、食品添加物など、あらゆる毒素を 胆汁は含んでいることになります。

ここで、胆のうと肝臓の関係について説明します。
胆のうは、肝臓と十二指腸をつなぐ管(胆管)の途中にぶら下がるように 存在する臓器で、肝臓と胆のうを合わせて「肝臓系」と呼ばれます。
肝臓の一部のようなもので、肝臓の機能が低下すれば、 胆のうの機能も低下するといえます。

よって、普段から肝臓に負担をかけるような生活をしている人は 胆のうの機能も低下していることが考えられます。
肝臓に負担をかける要因は、精製された砂糖や炭水化物、 カラダに悪い方の脂肪を多く含む食事、アルコールやカフェインの 過剰摂取などです。

胆汁に話を戻します。
あらゆる毒素を含んでいる胆汁ですが、 胆のうが元気であれば、胆汁を送り出す機能も正常に働くため、 必要以上に毒素を溜め込むことなく流れていきます。

しかし、肝臓に負担をかけるような生活をしている場合、 胆のうの機能が低下して、胆汁がスムーズに流れにくくなります。
その間に胆汁は濃縮されて、毒素を高濃度に含むドロドロの胆汁が できあがってしまいます。

これが胆汁の「質」の低下です。
ドロドロになった胆汁は胆管に詰まりやすく、これがいわゆる「胆石」です。

肝臓に負担をかける生活はすなわち、胆のうに負担をかけ、 胆汁の量も質も低下させることに繋がります。

その症状も、胆のうのSOS?

胆のうに問題があっても自覚症状はないことがほとんどですが、 見過ごしがちな次のような症状が実は、胆のうのSOSである可能性があります。

□慢性疲労
□便秘
□吐き気や嘔吐
□げっぷ、ガス、腹部膨満感
□偏頭痛
□肌や髪の乾燥
□イライラ、不安、気分の落ち込みなど
□お酒に酔いやすい
その他にも、逆流性食道炎や甲状腺機能低下症、自己免疫疾患、 痔、静脈瘤なども胆のうに問題があって起こることがあります。  

胆汁の流れをスムーズにするおすすめ食材

では、胆のうを元気にし、胆汁の質を良くするにはどうしたらよいのでしょうか?
脂っこい食事や糖質、炭水化物の摂り過ぎに気をつけることはもちろんですが、 積極的に取り入れると良いおすすめの食材があります。

それは、「苦み」のある食材です。
苦みが刺激となって胆汁の分泌が促進され、胆汁の流れをスムーズにする のに役立ちます。

<おすすめの食材>
・ルッコラ ・クレソン ・ゴーヤ ・アスパラガス ・ほうれん草 ・キャベツ ・キュウリ ・なす ・大根 ・水菜 ・グレープフルーツ ・オレンジの皮

・バジル ・パセリ ・パクチー ・ミント ・ヨモギ ・ターメリック ・シナモン

・カカオ ・ビターチョコレート ・コーヒー ・海藻(海苔、昆布、ワカメなど)・・・など。
それほど苦くないのに…という意外な食材も多いことに驚きます!

また、イカ、タコ、カキの栄養素で知られる「タウリン」は 胆汁の主成分である胆汁酸の主要成分であり、肝臓で解毒された 化学物質を胆汁が排出するのを助ける働きがあります。  

普段から口にしている食材はありましたか?
なかなか馴染みのない食材も多いですが、 取り入れやすいものがあれば意識して食べていただけるとよいと思います。

「胆のう」は必要のない臓器といわれることも多く あまり注目される機会がありませんが、 正常な代謝を維持するために重要な役割を果たしています。
私も今回改めて、胆のう、胆汁の重要性を学ぶことができました。

そして、私自身もお酒をよく飲むので、肝臓、胆のうに 負担をかけているなぁ…と何度目かわからない反省をしております。。
お酒を止めるのは難しくてもおつまみを選ぶことはできるので、 おすすめ食材を意識して取り入れたいと思います(^^)

いかがでしたでしょうか?
「ダイエット」は今回までになります。

次回は、これからやってくる花粉の季節とも関わりの深い 「免疫力」や「炎症」について取り上げてみたいと思います。


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